中学生の矯正はいつから始めるべき?時期・種類・費用を矯正専門医が解説

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中学生の矯正はいつから始めるべき?時期・種類・費用を矯正専門医が解説

2026年8月27日

「うちの子、そろそろ矯正を考えた方がいいのかな…でも中学生のうちに始めるべき?高校生まで待つべき?」そんな疑問を抱える親御さん、そしてご本人はとても多いです。

結論からお伝えすると、中学生は矯正治療を始めるのに非常に適した時期です。顎の成長がほぼ完了し、永久歯が出揃うタイミングと重なるため、本格的なワイヤー矯正やマウスピース矯正を開始しやすく、治療の効果が出やすい条件が整っています。一般的に、永久歯が生え揃う目安は10〜12歳ごろとされており、それ以降であれば中学1年生からでも本格矯正を開始できるケースが多いです(個人差があります)。

この記事では、中学生の矯正をいつから始めるべきかという疑問に、歯科医師の視点から具体的にお答えします。

  • ✅ 中学生が矯正を始めるベストタイミングと理由
  • ✅ 治療期間・費用の目安(公式料金表に基づく)
  • ✅ 中学生に向いている矯正の種類と選び方のポイント
📋 この記事の目次

中学生から矯正を考え始める親御さんの「本音」のお悩み

矯正歯科の初診相談にいらっしゃる中学生の親御さんから、よくこんな声をお聞きします。「受験が忙しくなる前に動き出した方がいい?」「でも部活動も忙しいし、装置が目立つのを子どもが嫌がっている…」「費用もかかるし、本当に今が正しいタイミングかわからない」。これらのお悩みは、どれも正直で自然な疑問です。

特に多いのが「高校になってから始めればいい」という先送りの考えです。しかし矯正の観点からは、高校に入ってから焦って始めるよりも、中学在学中にスタートした方が、治療期間・仕上がり・生活への影響のすべてにおいて有利なことが多いです。

もう一つよくある誤解が「中学生には早すぎる」という思い込みです。乳歯が混在している小学校低学年ならまだしも、永久歯が出揃った後の中学生は、成人と同等の本格矯正治療を受けられる準備が整っています。「早すぎる」ではなく「ちょうどいい」タイミングなのです。

矯正治療を先延ばしにするとどうなる?

歯並びや噛み合わせの問題は、放置することで少しずつ状態が進行することがあります。特に顎の成長が終わった後の成人矯正では、骨格的な問題を歯の移動だけでカバーしなければならないケースも出てきます。中学生の時期は、まだ顎の成長の最終段階にある場合もあり、その力を活用した治療計画が立てやすい時期でもあります。

「受験前」「部活が忙しい」は本当に矯正の障害になる?

矯正中であっても、通院は一般的に4〜6週間に1回程度(ワイヤー矯正の目安として)です。定期的に受験勉強や部活を長期間休む必要はありません。また、矯正装置をつけていること自体が受験の妨げになるわけでもありません。むしろ中学のうちに治療を開始し、高校入学前後に装置が外れるというスケジュールを目指すことも可能です(個人差があります)。

中学生の矯正、いつから始めるのが適切か? 3つのポイントで解説

Point 01
永久歯が生え揃ったら「本格矯正」のスタートライン

上下の永久歯28本(親知らずを除く)が生え揃うのは、平均的に10〜12歳ごろとされています。中学1年生(12〜13歳)になるころには多くのお子さまでこの条件が整っており、本格的なワイヤー矯正やマウスピース矯正を開始できます。ただし歯の生え方には個人差があるため、まずは歯科医師による診断を受けることが重要です。

Point 02
骨代謝が活発な10代は歯が動きやすい時期

10代は骨の代謝が活発で、成人に比べて歯が動きやすいという特性があります。これは矯正治療において非常に有利な条件です。歯の動きやすさが治療期間の短縮につながる可能性があり、仕上がりの安定性にも影響します。もちろん個人差はありますが、この時期に治療を開始することのメリットは大きいとされています。

Point 03
高校・大学の「大切な時期」を装置なしで迎えられる可能性

中学1〜2年生のうちに矯正を開始すれば、多くのケースで高校在学中に治療が完了する見通しが立てやすくなります(個人差があります)。高校の文化祭・修学旅行・大学受験・就職活動といった人生の節目を、美しい歯並びで迎えられる可能性が高まります。「高校のうちに終わらせたい」なら中学から始めることが現実的な選択肢です。

小学生からの「第1期治療」との違い

矯正には、乳歯と永久歯が混在する時期に行う「第1期治療(小児矯正)」と、永久歯が揃ってから行う「第2期治療(本格矯正)」があります。中学生はほとんどの場合、第2期治療の対象です。第1期治療を受けていたお子さまも、中学生になってから第2期治療として改めて本格矯正を行うことがあります。

中学生が矯正を始める前に確認しておくこと

矯正を開始する前には、虫歯や歯周病がないかのチェックが必要です。治療が必要な虫歯がある場合は、先にその治療を済ませることが一般的です。また、親知らずの状況も将来の矯正計画に影響することがあるため、歯科医師に相談の上で総合的な診断を受けることをおすすめします。

中学生に向いている矯正の種類と特徴

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

歯の表面にブラケット(金属またはセラミック製の小さな装置)をつけてワイヤーを通し、歯を動かしていく方法です。対応できる症例が広く、複雑な歯並びや抜歯が必要なケースにも対応しやすいのが特徴です。通院は目安として4〜6週間に1回程度が一般的です。

装置が目立つことを気にするお子さまには、白いセラミックブラケットを使用することで見た目を抑えることができます。

マウスピース矯正(アライナー矯正)

透明な薄いマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かす方法です。取り外しができるため食事や歯磨きがしやすく、見た目にもほとんど目立ちません。中学生がマウスピース矯正を選ぶ際に注意したいのは、装着時間をしっかり守る自己管理が必要という点です。1日20〜22時間程度の装着が目安とされており、自己管理が不十分だと治療計画通りに進まないことがあります。

【マウスピース矯正についての重要なお知らせ】

インビザラインおよびエンジェルアライナーは、日本国内では薬機法未承認の医療機器です(米国FDAでは認証を取得しています)。薬機法未承認の医療機器を使用する治療は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。ご不明な点は、治療前に担当医に詳しくご確認ください。

ワイヤーとマウスピースの組み合わせ治療

治療の前半をワイヤー矯正で行い、ある程度歯並びが整った段階(目安として半年程度)からマウスピース矯正に切り替えて治療を完了させる方法もあります。それぞれの良い部分を組み合わせることで、効率よく治療を進めることができます。

✅ 中学生が矯正を始めるメリット

  • 骨代謝が活発で歯が動きやすい時期
  • 高校・大学の節目に装置なしで迎えられる可能性
  • 噛み合わせ改善で食事・発音にも好影響
  • 自己肯定感・口元への自信につながる

⚠️ 事前に理解しておきたいこと

  • 装置装着中は歯磨きにより丁寧さが求められる
  • 調整直後に一時的な違和感を感じることがある
  • 食べ物によっては制限が生じる場合がある
  • 保定期間中も装置の使用が必要

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中学生の矯正にかかる費用と治療期間の目安

治療前に必要な費用

項目 費用(税込) 備考
初診相談料 6,600円
(高校生以下は3,300円)
レントゲン料込み
検査料 55,000円 3Dスキャナー・パノラマ・セファロレントゲン等
診断料 38,500円 デジタルシミュレーション

矯正治療費(難易度別・トータルフィー方式)

矯正治療費は難易度M・S・Dの3段階に分かれており、歯並びのズレの程度や抜歯の必要性などをもとに診断時に決定します。以下の料金にはすべて、原材料費・診察料・保定装置一式・治療中のレントゲン料が含まれます(トータルフィー方式)。

治療の種類 難易度M 難易度S 難易度D
JETシステム(セラミックブラケット) 1,144,000円 1,254,000円 1,375,000円
インビザライン等(アライナー治療) 1,100,000円 1,210,000円 1,320,000円
JETシステム+アライナー 1,544,000円 1,654,000円 1,775,000円

※ 矯正用アンカースクリューが必要な場合は1本33,000円(税込)が別途かかります。

治療内容・費用・期間は症例や難易度によって異なります。上記は目安として参考にしていただき、詳細は初診相談にてご確認ください。お支払いは現金のほか、デンタルローン(最大120回払い)もご利用いただけます。

治療期間の目安

当院における矯正治療期間の目安は7〜20ヶ月です(個人差があります)。また、JETシステムを用いた抜歯矯正の現状の実績平均は約1年半となっており、今後は中高生の抜歯症例においてさらに短縮を目指した臨床研究を継続しています。将来的には平均12ヶ月未満、最終的には8割の患者さまが6〜9ヶ月で完了することを目標としています。

治療完了後、装置撤去から2年間は経過観察を無料で行っています。2年経過後は有料メンテナンスへ移行します。定期的なクリーニング(30分5,000円・60分10,000円、いずれも税別)も受けていただけます。

中学生の矯正を始める前に知っておきたい「よくある誤解」

誤解①「抜歯が必要な場合はマウスピース矯正できない」

「他院で抜歯が必要と言われたのでマウスピース矯正はできません、と言われた」というご相談は少なくありません。しかし、矯正用アンカースクリューなどを活用することで、抜歯を伴う症例にもアライナー治療で対応できるケースがあります。「マウスピース矯正は無理」と諦める前に、専門医への相談をおすすめします。

誤解②「矯正は痛くて学校生活に支障が出る」

矯正装置の調整直後に一時的な違和感や圧迫感を覚えることは珍しくありません。ただし、現在の矯正技術では弱い力を継続的にかける方法が主流となっており、以前に比べて不快感が軽減されているケースが多いです。学校を長期間休む必要が生じるほどの強い痛みが続くことは通常ありません。不安がある場合は担当医に相談してみましょう。

誤解③「矯正は見た目だけのためのもの」

歯並びや噛み合わせを整えることは、見た目の改善にとどまりません。咀嚼機能の向上・発音の改善・口腔内の清掃性の向上(虫歯・歯周病リスクの低減)など、全身の健康や生活の質に直結するメリットが期待できます。10代のうちに歯並びを整えることは、一生の口腔健康への投資ともいえます。

自由が丘矯正歯科クリニックが10代の矯正を特に推奨する理由

東京都世田谷区奥沢に位置する自由が丘矯正歯科クリニックは、矯正専門クリニックとして1999年の開設以来、多くの中高生の患者さまの矯正治療に携わってきました。

  • 🦷 院長開発のJETシステム:ローフリクション技術を核に4つの技術を組み合わせた独自メソッドで、歯への負担を抑えながら効率的に歯を動かすことを追求しています
  • 🏅 日本矯正歯科学会「臨床指導医」が2名在籍:院長・副院長の両名が学会最上位資格を保有。2021年・2025年の審査では提出した計24症例が全件合格という実績があります
  • 📊 学術研究に裏づけられた治療:日本矯正歯科学会大会(2018・2019・2022・2023年)やIOC(2020年)での研究発表実績があり、常に治療の改善を続けています
  • 💬 MFT(口腔筋機能療法)を標準組み込み:舌癖・口唇筋のトレーニングを治療プロセスに取り入れ、後戻り防止と治療の安定性向上を図っています
  • 💳 トータルフィー方式(定額制):治療費に原材料費・診察料・保定装置一式・治療中のレントゲン料が含まれるため、追加費用の不安なく治療を続けていただけます
成田 信一 院長 より

私が中学生の矯正を特に推奨するのは、10代のうちに歯並びを整えることが、その後の人生の長い時間を豊かにしてくれると信じているからです。単に歯をきれいに並べるだけでなく、自分の歯で一生おいしく食べていただけるよう、患者さんお一人おひとりと納得のいくまでお話し合いをして治療方針を決めています。10年後も「治療をしてよかった」と思っていただける治療を目指し、私たちは今も臨床研究を続けています。人生の大切な時期を、装置ではなく最高の笑顔で過ごしていただく。それが私たちの願いです。

よくあるご質問(中学生の矯正について)

Q 中学生が矯正を始めるのに「遅すぎる」ことはありますか?
A 中学生の時期は矯正を始めるうえで非常に適したタイミングのひとつです。永久歯が出揃い、骨代謝も活発な10代は、成人矯正と同等以上の治療が行える条件が整っています。「もう中学生だから遅い」ということはなく、むしろ積極的にご相談いただきたい年代です。ただし、個々の状態によって最適な開始時期は異なりますので、まずは歯科医師の診断を受けることをおすすめします。
Q 受験が控えているのですが、矯正は受験勉強の妨げになりますか?
A 矯正中の通院は一般的に4〜6週間に1回程度(ワイヤー矯正の目安として)です。長期間にわたって勉強を休まなければならない状況にはなりません。装置をつけていること自体が受験の支障になることもありません。受験スケジュールに合わせた治療計画を担当医と相談しながら立てることも可能ですので、まずはご相談ください。
Q 初診相談では何を相談できますか?費用はどのくらいかかりますか?
A 初診相談では、お子さまの歯並びや噛み合わせのお悩みをお伺いし、矯正治療の必要性・おおよその治療方法・費用・期間などについてご説明します。初診相談料は6,600円(税込・レントゲン料込み)ですが、高校生以下のお子さまは3,300円(税込)となっています。詳しい検査・診断は別途必要となります。お気軽にご予約ください。

📝 この記事のまとめ

  • ✅ 中学生(特に中学1〜2年生)は永久歯が出揃い、本格矯正を始めるのに適したタイミング
  • ✅ 10代は骨代謝が活発で歯が動きやすく、治療効果が出やすい時期(個人差あり)
  • ✅ 中学生のうちに始めることで、高校の大切なイベントを笑顔で迎えられる可能性が高まる
  • ✅ 矯正治療費はトータルフィー方式で、難易度M〜Dにより110万円〜137.5万円台(税込)が目安
  • ✅ まずは初診相談で現状を把握することが最初の一歩(高校生以下は相談料3,300円・税込)

中学生の矯正、まずはお気軽にご相談ください

東京都世田谷区奥沢の自由が丘矯正歯科クリニック(東急東横線・大井町線 自由が丘駅南口より徒歩3分)では、10代の患者さまの矯正を特に大切にしています。初診相談は高校生以下3,300円(税込)。担当医が丁寧にお話をお伺いします。

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監修医師プロフィール

著者写真

成田 信一(院長)

経歴
1984年 神奈川県立湘南高等学校卒業
1991年 東京医科歯科大学歯学部卒業
歯科医師免許取得
東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第1講座入局
1993年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科入学
1998年 同大学院修了 学位取得
東京医科歯科大学歯学部付属病院第1矯正科勤務
1999年 同病院退職
自由が丘矯正歯科クリニック開設(院長就任)
2002年 医療法人社団スマイルデザイン設立
2021年 日本矯正歯科学会臨床指導医取得
現在 医療法人社団スマイルデザイン 理事長
自由が丘矯正歯科クリニック 院長

資格・所属学会:JETsystem研究会主催、日本矯正歯科学会・臨床指導医、アメリカ矯正歯科学会国際会員、World Federation of Orthodontists Fellow、東京矯正歯科学会正会員、顎変形症学会正会員、日本顔学会正会員、日本感性工学会正会員

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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